マクロスデルタ第21話
「はたして歌は兵器なのか?」

終盤は、この問いかけに対する
この作品としての1つの回答をみせてほしい、
できれば三雲もハインツも救われて欲しい…、

そんな感じで大佳境を迎えているマクロスデルタ。

いやー、面白い。



過去作マクロスフロンティアの時空でバジュラとの交戦後、
かれらが置き土産に残していったバ・アル細胞。


銀河の小国ウィンダミアは
「風の歌」を使うことで、人類の体に寄生したバ・アル細胞を活性化し
精神支配できることを発見し、過去の不当な扱いを理由に統合連邦政府に戦争を仕掛けてくる。
この精神支配が、今回の根幹設定ともいえるバ・アルシンドローム。


一方で、連邦の側も
レセプターとよばれる抗体能力をもった人間の歌声によって
バ・アルシンドロームの精神支配を解除できることを知り、
適合者の人選を行って音楽ユニットを作ることでこれに対抗する。



このような性質上、
戦いの中では、両陣営が歌を歌いながら戦闘(洗脳→洗脳解除)するのが標準になる。

「飛行機乗り」だけでなく「音楽ユニット」も戦いに欠かせない存在であり、
自陣営の描写の中でも、この2者の関係に面白さがあった。

序盤は、ハヤテとフレイアがそれぞれの新米になって参入し、
お互いの戦いの舞台でがんばろうと励まし合うところでこのあたりがよく描けていて
本人らのキャラクターとか、距離感とかも魅力的に感じられた。


あとはワルキューレの面々がどれだけ好きになれるかなぁ、という感じで前半は見てたのですが…



21話、良かったですねぇ。
序盤の心配を考えたら、ここまで好きになれると思わなかったかも。

19話 → 20話引き → 21話の流れはものすごい良かった。
このイメージで1話から再走したらまた印象も違うかもしれません。

ハヤテの父の過去、ハヤテとフレイアとミラージュ、ワルキューレと三雲、敵陣営の各人の立場
いろいろ見どころがありすぎて目移りします。



レディMの名はちょくちょく出てはいたが、序盤は三雲のことかとも錯覚していた。
ここにきて三雲に関する意思決定をしている存在だとわかり、
三雲本人じゃないと分かる。この辺はわざとイニシャル合わせてミスリードしてたんだろうが…

イニシャルMの女の子、おまえは一体だれなんだ。

マクロス詳しい人は
時系列とか、例えばミンメイは今なにしてるとか
細かい設定を知っている人ならニヤリとしながらみてるんだろうか。
いやー、いいッスね。



今回のデルタは
マクロスシリーズの中でも相当面白い部類で
集大成という感じがして、歴史や底力を感じるタイトルになりました。

今回スルーしてる人も
19話はたぶん単体で見てもそんなにネタバレにもならないと思うので
この回だけでも見てみるといいと思うよ。


序盤はフレイア一強ともいえるヒロインバランスだったが
もし最後までみて、一番好きなキャラが三雲ギンヌメールになっていたら…

本当にそんな面白い最終回が来たなら、おそらくマクロスデルタは超名作になるよ。

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