2017年春アニメ全作品初回短評1/2
2017年4月27日 2017年春アニメ
己に甘く、アニメに厳しいことで有名な
天界アニメマスターによる2017年4~6月期、春アニメの初回短評。
世間的には「進撃の巨人」の続編がいよいよ再開されたクールであり
P.A.Worksのオシゴト系では久々の「サクラクエスト」
谷口悟朗監督で宇宙SFジャンルではやはり久々になる「ID-0」
「俺の妹がこんなに~」の伏見つかさによる新作「エロマンガ先生」など
さすがに番組改編期にふさわしい錚々たるラインナップになってます。
しかし
筆者ガンダムの穴馬ハンター気質は年々悪化する一方であり
毎年大物タイトルが集まりやすい春アニメとは相性が悪いw
いつも以上に全く参考にならないランキングになっていますので
あしからず。
今回は初回短評なので、冬からの2クール作は割愛するが
継続作をこのランキングの中に含めるのであれば
「リトルウィッチアカデミア」「モンスターハンター RIDE ON」の2強は変わらず、
続編の「有頂天家族」が3番手と考えると、ちょっと寂しいような気もするね。
ただ、設定スケールが大きく、かつ序盤は設定理解に費やしているような作品が多いこともあり
大穴になりそうな片鱗をみせるタイトルはめちゃくちゃ多い気がする。
個人的な期待作は「つぐもも」「恋愛暴君」、明るめの2作品。
「トミカハイパーレスキュー」は大穴の可能性あり。
↓では、恒例の参考にならないランキング。
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01.有頂天家族2(90点)
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期待度★★★★★
狙ってる視聴者層が狭いマニアックな作品ということを差し引いても
やっぱこれがP.A.Worksのマイベストで、大好きな作品です。
このアニメの視聴のコツは
物語の推移を追うことを重視しすぎず、その先の矢三郎の人生観に注目すること。
「阿呆の血」のフレーズが繰り返しでてくるように、
人生は楽しむべきものだという楽観的な人生観を描くってテーマがこの作品の根底にあるのだと思います。
1期は家族愛を描くひとつの物語としても完成していたので、
いわゆる「家族愛アニメ」のような誤った読解をされているケースも散見されたが
父親がタヌキ鍋になって食われたことを悲しいこととして描いていない点からも
やはり物語の進行はテーマを描くための添え物であったと言えよう。
父親ダヌキは、自分が鍋になって食われたら楽しそうと本望の死を遂げた「阿呆」であり、
それを食った弁天は、この世の娯楽を全てやり尽くしたことに寂しさも感じている孤高の人。
今になって思えば、究極の遊び人たちの道楽のようなものだったわけです。
最初は父を食われてるのにケロっとしてる矢三郎に違和感を覚えるのだが
描写や物語が進むにつれて、父の事件の様子がどんなものだったか分かっていくと同時に
その阿呆の人生観が子供にも受け継がれていると気づいていく。
俗世への興味を失った弁天が、矢三郎にだけは期待を持って接する節が感じられたり
「お前はそのままでよい」とされた最終回の結び方まで含め、テーマの完遂力が非常に高い作品でした。
今季のお話は二代目編ということで、
赤玉先生の息子が京都に帰ってくるというお話の入り方。
淡々飄々としながらも
面白いものには首を突っ込んでいく矢三郎の立ち回りを早くも感じることができて
続編として安心できるような1~2話だったんじゃないでしょうか。
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02.終末なにしてますか? 忙しいですか?救ってもらっていいですか?(85点)
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期待度★★★★★
新作では今季の期待看板の一番手。
タイトルがやたら長い。
人間が滅びかけている荒廃世界が舞台。
孤児院のような施設で暮らしている少女たちは、獣たちと戦う「兵器」だった。
日常風景と、兵器として戦う両端を描くなかで刹那の幸せを感じる作風は
例えるなら「ガンスリンガーガール」に近い。
本作には保護者として主人公が存在している点で、救いの未来があるかもしれない設定になってます。
タイトルのとおりでもあるわけですね。
主人公は、妖精少女たちが使う聖剣に知識と理解があり、
滅んだ人類の過去とも関係がありそうな描写が見られることからも重要人物のようです。
悲壮さを先行させないような世界観、雰囲気づくりを感じられたりとか
街で出会ったクトリが高台から景色をみていた意味が次の回で分かる構成とか
あとは、挿入歌やBGMが良かったりとか。
物語の序章としてはかなり丁寧だった印象です。
原作筆者がアニメの脚本も手がけているようで、このあたりが良い方に出てる感じかな。
どういう作品にしたいか、意図が最も強く表現できていたのは今季では本作かもしれません。
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03.つぐもも(80点)
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期待度★★★★★
神様と同居することになった!というコメディ系。
1番手になるような作風ではないものの、今季のモチベを支えてくれそうな期待作。
ヒロインの桐葉ちゃんは大事にしていた物から生まれた「つくも神」。
キャラがかわいいのもあるが、作品のノリの良さや
桐葉とかずや君のキャラの相性が良さを1話2話で早々に感じられたのが特に良かったです。
ちょっとしたお色気シーンになっても
ぬーべーみたいな健全なエロさを感じてしまうのは
三瓶由布子が演じる男キャラがかわいいからだろうか。
「かんなぎ」とかでも感じたけども
居候系のアニメで実は一番重要なのは、ヒロインではなく主人公のほうなのかもねえ。
とにかく主人公のリアクションが良い。
おかげでヒロインの桐葉もかわいく見える好循環。
母の形見である帯から生まれた神ということで、設定的に後半シリアス気味に進行することも可能そうだし
総じて見どころ多く楽しませてくれそうです。
幼なじみの子に芝崎典子を使うあたり、このスタッフは先見の明あり。
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04.正解するカド KADO:The Right Answer(80点)
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期待度★★★★☆
異邦人との交渉術をテーマにした理知系のSF作品。
ある日、「カド」と呼ばれる立方体の高次元空間が地上に舞い降り
中から現れた異邦人が日本政府との対話・交渉を要求してくる。
「双方が得をする交渉が、長期的に見れば最も利益をもたらす」
というのが主人公・真道幸路朗の交渉スタンス。
主人公が異邦人側について交渉をするところが物語としても見どころになりそうだが、
それに対する日本政府側のネゴシエイターの女の子が超かわいいキャラでテンションが上がる。
設定はすいすい頭に入ってくるし、主人公の冷静さも小気味よかったりで
見てて面白いは面白いんだけど
感情を出さない仕事人タイプであることや、当のザシュニナの目的がまだ分かってない点から
まだ序盤の時点では圧倒的な感じではない。
オリジナルアニメーションで展開をだれも知らない点も強み。
かつて考察しながら見るのが非常に面白かった「翠星のガルガンティア」の監督作であり
やはり本作もリアルタイム視聴推奨案件だろうか。
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05.恋愛暴君(80点)
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期待度★★★★★
ギャグ寄りラブコメディで
「ノートに名前を書かれるとキスしなければならない」というパロディ設定。
死神役(実際は天使だが)のグリがやたら可愛く、
第1話30分の間でギャグをやりながら主人公周りの相関を描ききってるあたり
初回時点ではこのアニメかなり面白いんじゃないかと思ったが
2話では主人公一行がモブの恋愛を見守るような構図になり
さながら縁結びの神、キューピットみたいな立ち位置に変わってしまった。
もうちょい主人公を中心に相関のごたごたを掘り下げるのかとも思ったが
まあ、主人公と金髪ユリっ子との間も進展してたとも言えるし、これはこれでアリなのだろうか。
登場キャラがヤンデレや百合のような極端な性癖を持っていて
正ヒロインなどは、2話時点で既にイロモノでしかなくなっているが
一応、ノートに名前を書かれる前から主人公のことを好きだったことが分かっている。
グリちゃんのキャストは
WUGでも一番難しい子の役を演じてた青山吉能。
聞き慣れた声優よりもずっと新鮮で面白いし、今のところかなり合ってる気がする。
怪演名演の予感も感じさせる。
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06.サクラクエスト(80点)
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期待度★★★★☆
P.A.WORKSは今季2本。
かつての観光ブームも廃れ、いまや閑古鳥が鳴くようになってしまった田舎の村が舞台。
短大生で就職浪人しかけている由乃ちゃんは
ふとした手違いから、この村の「観光大使」として働くことになってしまった。
なるほど
町おこし系であり、お仕事系のアニメでもあるわけか。
(にも関わらず題材になっている市町村が実在しないという不思議な設定だ)
しおりちゃんや会長の爺ちゃんから地元への愛情が感じられたのはとても良かったし
今から「すごい最終回がくるかもしれない」と期待を抱かせる。
P.A.WORKSのお仕事アニメといえば
真っ先に「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」を連想するが、なんか手放しに良い印象はあんまりない。
個人的にはPAとはあまり相性が良くないと感じているけども
これに関してはPAが~というより岡田麿里や水島努が苦手なだけとも言うw
構成が横谷昌宏に変わってるなら大幅な格上げだな!
いろはや白箱が面白く見れた人にはとても合いそうで、おそらく春季の顔になるタイトル。
自分もこのスタッフならけっこう期待できるかもしれない。
巷の評価に置いてけぼりにならないよう、ついていけたらいいですな。
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07.佐賀県を巡るアニメーション(80点)(終)
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期待度(終)
前回は刈谷市で同じようなことをやっていた、地域制作のアニメーション。
春季に公開されているので一応この枠に。
大地丙太郎が佐賀出身だったとは。
やたら大物監督が作っていることもあり結構おもしろい。
すぐ視聴できる公式HPはこちら
http://www.saga-s.co.jp/meguru-anime.html
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08.Re:CREATORS(レクリエイターズ)(75点)
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期待度★★★☆☆
あおきえい監督で召喚ものと考えると「Fate/Zero」を連想してしまうが、
本作はそれよりはやや砕けた世界観、
アニメやゲームのキャラを現代に呼び出してしまう設定。
女戦士、ナビゲーター、魔法少女などが主人公の周りをうろつき始める。
もとがアニメの世界なだけに、ファンならば原作設定を熟知してるわけで
「なぜか自分の世界のことをなんでも知っている?」みたいなちょっと面白い状況もよく描けているし
自分の世界が「だれかに執筆、創作された嗜好品に過ぎない」と知らされても
そこはさすがは主人公というべきか、まじめにその事実に対峙しているようにも見受けられ
召喚されたキャラクターたちの立ち振舞いもテンポよく歯切れがよい。
2話では
魔界で戦争をしてるようなラノベの主人公と、ほんわか魔法少女系列の主人公とで
価値観の違いから衝突が起きたりしていて、早くも設定の面白さを感じ取れる。
一応、召喚の黒幕らしい軍服女の意図がなにかってところで物語は進んでいきそうではあるが
わけわからん世界に飛ばされても各キャラが主人公らしく立ち回るのが面白さであり
本作の見どころだと思う。
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09.月がきれい(75点)
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期待度★★★☆☆
初恋かどうかは知らないが
まだ彼氏彼女とかできたことがないくらいの中学生の恋愛を描く。
本作は中学3年の設定。
家族で行ったファミレスで同じクラスの異性に会ってしまい
お互いソワソワしてしまうみたいな初々しい状態からお話が始まる。
「なんかいいな」と思ってる子の前ではちょっと意識してしまう感覚。
他作品との比較でいえば
作者の恋愛観が出やすいラノベや少女漫画などでは
基本は「異性の側が積極的で、主人公は受け身」であることが多いが
本作のように、ある種「創作的でない」恋愛モノってのもたまには見たいかもしれない。
まあしかし、大半の人は
自分の中学の頃の恋愛とかを振り返っても良いことばかりだったわけでもないんだし
見ててムズムズするほうが先行するかもしれない。
一応、主人公は小説家を目指している設定になっていて(なぜか今季多い)
1話で太宰治の「水底の砂金」の節を使った後に、2話のタイトルが砂になるのは
なかなか味があって唸らせる。
というか、恋の成就を応援したい感じではないだけに
先の展望に期待できそうな要素は小説家志望の部分くらいしかないとも言えるがw
ジャージ女子、パーカー女子をこよなく愛するガンダムとしては
今季の中でも割とかわいいヒロインだと思う。
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10.笑ゥせぇるすまんNEW(75点)
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期待度★★★☆☆
30分枠で笑うセールスマンが見れるとはね。
あまり多くを語る必要もない超有名タイトルであり
多くを語るほど知らないタイトルでもある。
「ドーン」になる前の経緯も各回ごとに丁寧に作れていて
初めて見る人にも作品イメージが掴みやすい。
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11.僧侶と交わる色欲の夜に…(75点)
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期待度★★★★☆
短編。
学生時代好きだった男の子は、実家の寺を継いで丸坊主の僧侶になっていた。
同窓会で久しぶりに再会したあと
酔いつぶれたところを介抱されるが…
「俺だって僧侶の前に男だよ」←www
かっけえ・・・
短編だとエロアニメも面白い。
カメラ角度がエロくて面白い。
どうでもいいが実にタイトルが面白い。
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12.ワールドフールニュース シーズン2(75点)
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期待度★★★☆☆
短編。
群馬でしかやっていないが、youtubeとかでも見れる。
ずっこけニュース系。
キャスターの表情がよくポイントを掴んでいる。
なんだ、その口の角度は。
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13.アリスと蔵六(70点)
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期待度★★★☆☆
J.C.STAFF制作。
研究施設から女の子が逃げ出すお話。
「アリスの夢」といわれる超能力の部分と、
紗名が初めて外の世界に触れていく温かい部分と
どちらの要素もよく描けていて今後の方向性がちゃんと見える。
追跡の手を伸ばす研究施設の側は、国家権力の規模で統率されている節が見られたが
冒頭では脱走を助けてくれる第三勢力も登場していた。
内部に派閥があるのかもしれないし、施設以前の記憶がない部分と関係があるのかもしれない。
蔵六爺を見てロイ・レヴァントを連想してしまったけど
キャストは、こういう役が定番の中田譲治ではなく大塚明夫だ。
1話から説教セリフに含蓄があり、萌えジジキャラの資質を感じさせるw
まあ本編は「ソルティレイ」というよりは「紅」か「エルフィンリート」という感じか。
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14.エロマンガ先生(70点)
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期待度★★★☆☆
妹はエロマンガ先生の名で活動している有名イラストレーター。
でも引きこもり。
伏見つかさ、かんざきひろの「俺妹」ペアで送る、妹系&サブカル系アニメ。
妹が陽属性を持っていた「俺妹」の場合は
設定的なロケットスタートが可能でそのまま枝葉の要素の面白さで走りきったけども
今回は妹のキャラの属性が陰と陽まるで真逆。
どちらかというとジワジワ面白くしていくような印象を受けました。
状況を打破していくには脇役キャラの面白さ次第な部分もあるが、
第2話からその片鱗を感じ取れたり、エンディングの妹ちゃんが可愛かったりで
なんだかんだ軌道に乗りそうだ。
「魔法少女なんてもういいですから」を名演した藤田茜がぴったりな役をもらってるのは楽しみなのだが
ツッコミとギャグシーンがそこまでうまくない松岡禎丞がお兄ちゃん役なのは痛い。
(まあ代替の声優を考えてみると松岡くんも決して悪すぎる部類ではないのだが)
俺妹にも「桐乃の執筆作品を出版社に見せに行く」という一幕があったような気がするが
あれはある意味では王道的な決着であった。
今回のように作家活動が主軸になる設定である以上は、
また違った展開も期待したいなぁと思うところであります。
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15.進撃の巨人 Season2(70点)
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期待度★☆☆☆☆
説明不要の超ビッグタイトル。
1期は言うほどハマることはなかったものの、後編クールは特に楽しんで見れた。
個人的な1期の印象でいえば
「人間キャラの強さ」と「巨人の脅威に怯えている世界設定」とは両立しないのが
この作品の一番むずかしいところ。
キャラや戦闘の要素は上記の理由で破綻しやすいと思ってるので
あんまり期待していない。(強すぎると設定を破壊する)
世界の謎解き要素が強調されたほうが楽しめそうだ。
1期後半に見せてくれたような展開が続けば良いと思う。
まあ今回も
熱狂もせず罵倒もせず、距離おいてのんびり見ていくか。
相性が悪いジャンルではあるが、それでも随所に見どころを感じるあたりは
さすが話題作という感じ。
過剰な期待は禁物。
一線引いて見るのが一番楽しめると思う。
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16.ID-0(70点)
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期待度★★☆☆☆
原作なしオリジナルアニメーション作品。
個人的にあんまり相性のよくない谷口悟朗監督。
人体から意識を飛ばして遠隔操作するパワードスーツ(Iマシン)を使い
オリハルトと呼ばれる鉱物エネルギーを宇宙から採掘収集する、という世界。
近未来・宇宙系。
主人公の女の子がいきなり1話で組織に経費切りにされてしまったが
そこから海賊の仲間に拾われるってくだりは
まあ分かりやすく言えばブラックラグーンみたいなものか。
しばらくはオリハルト鉱石の取り合いを、海賊側の視点から描いていくことになるのかな。
さすがに谷口悟朗というべきか
設定の着眼がよく、開幕から舞台設定を理解させて引き込んでいく描写もうまい。
まあしかし
歴代作でも序盤は良かったものの、ここから主人公偏重のシナリオで全部台無しにしてしまう作品が多く
今回もそこが不安であり、僕が谷口悟朗アンチたる所以ではあるのだがw
今は深すぎたり重すぎたりするアニメは流行らないってのは監督界隈の人もよく知っているはずで
明るい主人公と、仕事人気質な仲間ってキャラ配置はじつに現代的とも言えるね。
あまり過去作のイメージを意識する必要はないのかも、とも思わせる。
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17.兄に付ける薬はない!(70点)
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期待度★★★☆☆
中華原作、制作は日本の3分短編。
3分なので兄妹のワンカットを見てるだけで終わるんだが
ダメ人間の兄貴をみてても辟易しないし、
暴力系の妹をみててもむしろ行け行けと思ってしまう。
中村悠一と雨宮天のイメージが合っているせいだろうか、
見てて乗っていきやすい。
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18.喧嘩番長 乙女-Girl Beats Boys-(70点)
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期待度★★★★☆
短編。
喧嘩番長というヤンキーアクションゲームから。
乙女ということだが、決してスケバンではなく
むしろ普通の女の子がヤンキー高校に入れ替わり入学させられる。
タイトルからして神アニメ臭が凄まじい。
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19.ラブ米-WE LOVE RICE-(70点)
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期待度★★★☆☆
3分。
減反政策、食の多様化によって人気が落ち込んでいるお米を
もう一度愛するための短編アニメ。
主人公はひのひかり。
せっかく入学した「稲穂学園」も今年で廃校になることが決まっていた。
「なんだ、この大冷害みたいな反応は」 ←www
勢いある短編だからというのもあるだろうが
笑いどころが多く面白い。
くそっ、やっぱり俺たちじゃパンには勝てないのかよォッ…
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←後編2/2へ続く
天界アニメマスターによる2017年4~6月期、春アニメの初回短評。
世間的には「進撃の巨人」の続編がいよいよ再開されたクールであり
P.A.Worksのオシゴト系では久々の「サクラクエスト」
谷口悟朗監督で宇宙SFジャンルではやはり久々になる「ID-0」
「俺の妹がこんなに~」の伏見つかさによる新作「エロマンガ先生」など
さすがに番組改編期にふさわしい錚々たるラインナップになってます。
しかし
筆者ガンダムの穴馬ハンター気質は年々悪化する一方であり
毎年大物タイトルが集まりやすい春アニメとは相性が悪いw
いつも以上に全く参考にならないランキングになっていますので
あしからず。
今回は初回短評なので、冬からの2クール作は割愛するが
継続作をこのランキングの中に含めるのであれば
「リトルウィッチアカデミア」「モンスターハンター RIDE ON」の2強は変わらず、
続編の「有頂天家族」が3番手と考えると、ちょっと寂しいような気もするね。
ただ、設定スケールが大きく、かつ序盤は設定理解に費やしているような作品が多いこともあり
大穴になりそうな片鱗をみせるタイトルはめちゃくちゃ多い気がする。
個人的な期待作は「つぐもも」「恋愛暴君」、明るめの2作品。
「トミカハイパーレスキュー」は大穴の可能性あり。
↓では、恒例の参考にならないランキング。
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01.有頂天家族2(90点)
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期待度★★★★★
狙ってる視聴者層が狭いマニアックな作品ということを差し引いても
やっぱこれがP.A.Worksのマイベストで、大好きな作品です。
このアニメの視聴のコツは
物語の推移を追うことを重視しすぎず、その先の矢三郎の人生観に注目すること。
「阿呆の血」のフレーズが繰り返しでてくるように、
人生は楽しむべきものだという楽観的な人生観を描くってテーマがこの作品の根底にあるのだと思います。
1期は家族愛を描くひとつの物語としても完成していたので、
いわゆる「家族愛アニメ」のような誤った読解をされているケースも散見されたが
父親がタヌキ鍋になって食われたことを悲しいこととして描いていない点からも
やはり物語の進行はテーマを描くための添え物であったと言えよう。
父親ダヌキは、自分が鍋になって食われたら楽しそうと本望の死を遂げた「阿呆」であり、
それを食った弁天は、この世の娯楽を全てやり尽くしたことに寂しさも感じている孤高の人。
今になって思えば、究極の遊び人たちの道楽のようなものだったわけです。
最初は父を食われてるのにケロっとしてる矢三郎に違和感を覚えるのだが
描写や物語が進むにつれて、父の事件の様子がどんなものだったか分かっていくと同時に
その阿呆の人生観が子供にも受け継がれていると気づいていく。
俗世への興味を失った弁天が、矢三郎にだけは期待を持って接する節が感じられたり
「お前はそのままでよい」とされた最終回の結び方まで含め、テーマの完遂力が非常に高い作品でした。
今季のお話は二代目編ということで、
赤玉先生の息子が京都に帰ってくるというお話の入り方。
淡々飄々としながらも
面白いものには首を突っ込んでいく矢三郎の立ち回りを早くも感じることができて
続編として安心できるような1~2話だったんじゃないでしょうか。
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02.終末なにしてますか? 忙しいですか?救ってもらっていいですか?(85点)
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期待度★★★★★
新作では今季の期待看板の一番手。
タイトルがやたら長い。
人間が滅びかけている荒廃世界が舞台。
孤児院のような施設で暮らしている少女たちは、獣たちと戦う「兵器」だった。
日常風景と、兵器として戦う両端を描くなかで刹那の幸せを感じる作風は
例えるなら「ガンスリンガーガール」に近い。
本作には保護者として主人公が存在している点で、救いの未来があるかもしれない設定になってます。
タイトルのとおりでもあるわけですね。
主人公は、妖精少女たちが使う聖剣に知識と理解があり、
滅んだ人類の過去とも関係がありそうな描写が見られることからも重要人物のようです。
悲壮さを先行させないような世界観、雰囲気づくりを感じられたりとか
街で出会ったクトリが高台から景色をみていた意味が次の回で分かる構成とか
あとは、挿入歌やBGMが良かったりとか。
物語の序章としてはかなり丁寧だった印象です。
原作筆者がアニメの脚本も手がけているようで、このあたりが良い方に出てる感じかな。
どういう作品にしたいか、意図が最も強く表現できていたのは今季では本作かもしれません。
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03.つぐもも(80点)
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期待度★★★★★
神様と同居することになった!というコメディ系。
1番手になるような作風ではないものの、今季のモチベを支えてくれそうな期待作。
ヒロインの桐葉ちゃんは大事にしていた物から生まれた「つくも神」。
キャラがかわいいのもあるが、作品のノリの良さや
桐葉とかずや君のキャラの相性が良さを1話2話で早々に感じられたのが特に良かったです。
ちょっとしたお色気シーンになっても
ぬーべーみたいな健全なエロさを感じてしまうのは
三瓶由布子が演じる男キャラがかわいいからだろうか。
「かんなぎ」とかでも感じたけども
居候系のアニメで実は一番重要なのは、ヒロインではなく主人公のほうなのかもねえ。
とにかく主人公のリアクションが良い。
おかげでヒロインの桐葉もかわいく見える好循環。
母の形見である帯から生まれた神ということで、設定的に後半シリアス気味に進行することも可能そうだし
総じて見どころ多く楽しませてくれそうです。
幼なじみの子に芝崎典子を使うあたり、このスタッフは先見の明あり。
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04.正解するカド KADO:The Right Answer(80点)
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期待度★★★★☆
異邦人との交渉術をテーマにした理知系のSF作品。
ある日、「カド」と呼ばれる立方体の高次元空間が地上に舞い降り
中から現れた異邦人が日本政府との対話・交渉を要求してくる。
「双方が得をする交渉が、長期的に見れば最も利益をもたらす」
というのが主人公・真道幸路朗の交渉スタンス。
主人公が異邦人側について交渉をするところが物語としても見どころになりそうだが、
それに対する日本政府側のネゴシエイターの女の子が超かわいいキャラでテンションが上がる。
設定はすいすい頭に入ってくるし、主人公の冷静さも小気味よかったりで
見てて面白いは面白いんだけど
感情を出さない仕事人タイプであることや、当のザシュニナの目的がまだ分かってない点から
まだ序盤の時点では圧倒的な感じではない。
オリジナルアニメーションで展開をだれも知らない点も強み。
かつて考察しながら見るのが非常に面白かった「翠星のガルガンティア」の監督作であり
やはり本作もリアルタイム視聴推奨案件だろうか。
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05.恋愛暴君(80点)
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期待度★★★★★
ギャグ寄りラブコメディで
「ノートに名前を書かれるとキスしなければならない」というパロディ設定。
死神役(実際は天使だが)のグリがやたら可愛く、
第1話30分の間でギャグをやりながら主人公周りの相関を描ききってるあたり
初回時点ではこのアニメかなり面白いんじゃないかと思ったが
2話では主人公一行がモブの恋愛を見守るような構図になり
さながら縁結びの神、キューピットみたいな立ち位置に変わってしまった。
もうちょい主人公を中心に相関のごたごたを掘り下げるのかとも思ったが
まあ、主人公と金髪ユリっ子との間も進展してたとも言えるし、これはこれでアリなのだろうか。
登場キャラがヤンデレや百合のような極端な性癖を持っていて
正ヒロインなどは、2話時点で既にイロモノでしかなくなっているが
一応、ノートに名前を書かれる前から主人公のことを好きだったことが分かっている。
グリちゃんのキャストは
WUGでも一番難しい子の役を演じてた青山吉能。
聞き慣れた声優よりもずっと新鮮で面白いし、今のところかなり合ってる気がする。
怪演名演の予感も感じさせる。
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06.サクラクエスト(80点)
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期待度★★★★☆
P.A.WORKSは今季2本。
かつての観光ブームも廃れ、いまや閑古鳥が鳴くようになってしまった田舎の村が舞台。
短大生で就職浪人しかけている由乃ちゃんは
ふとした手違いから、この村の「観光大使」として働くことになってしまった。
なるほど
町おこし系であり、お仕事系のアニメでもあるわけか。
(にも関わらず題材になっている市町村が実在しないという不思議な設定だ)
しおりちゃんや会長の爺ちゃんから地元への愛情が感じられたのはとても良かったし
今から「すごい最終回がくるかもしれない」と期待を抱かせる。
P.A.WORKSのお仕事アニメといえば
真っ先に「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」を連想するが、なんか手放しに良い印象はあんまりない。
個人的にはPAとはあまり相性が良くないと感じているけども
これに関してはPAが~というより岡田麿里や水島努が苦手なだけとも言うw
構成が横谷昌宏に変わってるなら大幅な格上げだな!
いろはや白箱が面白く見れた人にはとても合いそうで、おそらく春季の顔になるタイトル。
自分もこのスタッフならけっこう期待できるかもしれない。
巷の評価に置いてけぼりにならないよう、ついていけたらいいですな。
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07.佐賀県を巡るアニメーション(80点)(終)
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期待度(終)
前回は刈谷市で同じようなことをやっていた、地域制作のアニメーション。
春季に公開されているので一応この枠に。
大地丙太郎が佐賀出身だったとは。
やたら大物監督が作っていることもあり結構おもしろい。
すぐ視聴できる公式HPはこちら
http://www.saga-s.co.jp/meguru-anime.html
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08.Re:CREATORS(レクリエイターズ)(75点)
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期待度★★★☆☆
あおきえい監督で召喚ものと考えると「Fate/Zero」を連想してしまうが、
本作はそれよりはやや砕けた世界観、
アニメやゲームのキャラを現代に呼び出してしまう設定。
女戦士、ナビゲーター、魔法少女などが主人公の周りをうろつき始める。
もとがアニメの世界なだけに、ファンならば原作設定を熟知してるわけで
「なぜか自分の世界のことをなんでも知っている?」みたいなちょっと面白い状況もよく描けているし
自分の世界が「だれかに執筆、創作された嗜好品に過ぎない」と知らされても
そこはさすがは主人公というべきか、まじめにその事実に対峙しているようにも見受けられ
召喚されたキャラクターたちの立ち振舞いもテンポよく歯切れがよい。
2話では
魔界で戦争をしてるようなラノベの主人公と、ほんわか魔法少女系列の主人公とで
価値観の違いから衝突が起きたりしていて、早くも設定の面白さを感じ取れる。
一応、召喚の黒幕らしい軍服女の意図がなにかってところで物語は進んでいきそうではあるが
わけわからん世界に飛ばされても各キャラが主人公らしく立ち回るのが面白さであり
本作の見どころだと思う。
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09.月がきれい(75点)
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期待度★★★☆☆
初恋かどうかは知らないが
まだ彼氏彼女とかできたことがないくらいの中学生の恋愛を描く。
本作は中学3年の設定。
家族で行ったファミレスで同じクラスの異性に会ってしまい
お互いソワソワしてしまうみたいな初々しい状態からお話が始まる。
「なんかいいな」と思ってる子の前ではちょっと意識してしまう感覚。
他作品との比較でいえば
作者の恋愛観が出やすいラノベや少女漫画などでは
基本は「異性の側が積極的で、主人公は受け身」であることが多いが
本作のように、ある種「創作的でない」恋愛モノってのもたまには見たいかもしれない。
まあしかし、大半の人は
自分の中学の頃の恋愛とかを振り返っても良いことばかりだったわけでもないんだし
見ててムズムズするほうが先行するかもしれない。
一応、主人公は小説家を目指している設定になっていて(なぜか今季多い)
1話で太宰治の「水底の砂金」の節を使った後に、2話のタイトルが砂になるのは
なかなか味があって唸らせる。
というか、恋の成就を応援したい感じではないだけに
先の展望に期待できそうな要素は小説家志望の部分くらいしかないとも言えるがw
ジャージ女子、パーカー女子をこよなく愛するガンダムとしては
今季の中でも割とかわいいヒロインだと思う。
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10.笑ゥせぇるすまんNEW(75点)
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期待度★★★☆☆
30分枠で笑うセールスマンが見れるとはね。
あまり多くを語る必要もない超有名タイトルであり
多くを語るほど知らないタイトルでもある。
「ドーン」になる前の経緯も各回ごとに丁寧に作れていて
初めて見る人にも作品イメージが掴みやすい。
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11.僧侶と交わる色欲の夜に…(75点)
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期待度★★★★☆
短編。
学生時代好きだった男の子は、実家の寺を継いで丸坊主の僧侶になっていた。
同窓会で久しぶりに再会したあと
酔いつぶれたところを介抱されるが…
「俺だって僧侶の前に男だよ」←www
かっけえ・・・
短編だとエロアニメも面白い。
カメラ角度がエロくて面白い。
どうでもいいが実にタイトルが面白い。
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12.ワールドフールニュース シーズン2(75点)
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期待度★★★☆☆
短編。
群馬でしかやっていないが、youtubeとかでも見れる。
ずっこけニュース系。
キャスターの表情がよくポイントを掴んでいる。
なんだ、その口の角度は。
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13.アリスと蔵六(70点)
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期待度★★★☆☆
J.C.STAFF制作。
研究施設から女の子が逃げ出すお話。
「アリスの夢」といわれる超能力の部分と、
紗名が初めて外の世界に触れていく温かい部分と
どちらの要素もよく描けていて今後の方向性がちゃんと見える。
追跡の手を伸ばす研究施設の側は、国家権力の規模で統率されている節が見られたが
冒頭では脱走を助けてくれる第三勢力も登場していた。
内部に派閥があるのかもしれないし、施設以前の記憶がない部分と関係があるのかもしれない。
蔵六爺を見てロイ・レヴァントを連想してしまったけど
キャストは、こういう役が定番の中田譲治ではなく大塚明夫だ。
1話から説教セリフに含蓄があり、萌えジジキャラの資質を感じさせるw
まあ本編は「ソルティレイ」というよりは「紅」か「エルフィンリート」という感じか。
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14.エロマンガ先生(70点)
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期待度★★★☆☆
妹はエロマンガ先生の名で活動している有名イラストレーター。
でも引きこもり。
伏見つかさ、かんざきひろの「俺妹」ペアで送る、妹系&サブカル系アニメ。
妹が陽属性を持っていた「俺妹」の場合は
設定的なロケットスタートが可能でそのまま枝葉の要素の面白さで走りきったけども
今回は妹のキャラの属性が陰と陽まるで真逆。
どちらかというとジワジワ面白くしていくような印象を受けました。
状況を打破していくには脇役キャラの面白さ次第な部分もあるが、
第2話からその片鱗を感じ取れたり、エンディングの妹ちゃんが可愛かったりで
なんだかんだ軌道に乗りそうだ。
「魔法少女なんてもういいですから」を名演した藤田茜がぴったりな役をもらってるのは楽しみなのだが
ツッコミとギャグシーンがそこまでうまくない松岡禎丞がお兄ちゃん役なのは痛い。
(まあ代替の声優を考えてみると松岡くんも決して悪すぎる部類ではないのだが)
俺妹にも「桐乃の執筆作品を出版社に見せに行く」という一幕があったような気がするが
あれはある意味では王道的な決着であった。
今回のように作家活動が主軸になる設定である以上は、
また違った展開も期待したいなぁと思うところであります。
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15.進撃の巨人 Season2(70点)
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期待度★☆☆☆☆
説明不要の超ビッグタイトル。
1期は言うほどハマることはなかったものの、後編クールは特に楽しんで見れた。
個人的な1期の印象でいえば
「人間キャラの強さ」と「巨人の脅威に怯えている世界設定」とは両立しないのが
この作品の一番むずかしいところ。
キャラや戦闘の要素は上記の理由で破綻しやすいと思ってるので
あんまり期待していない。(強すぎると設定を破壊する)
世界の謎解き要素が強調されたほうが楽しめそうだ。
1期後半に見せてくれたような展開が続けば良いと思う。
まあ今回も
熱狂もせず罵倒もせず、距離おいてのんびり見ていくか。
相性が悪いジャンルではあるが、それでも随所に見どころを感じるあたりは
さすが話題作という感じ。
過剰な期待は禁物。
一線引いて見るのが一番楽しめると思う。
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16.ID-0(70点)
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期待度★★☆☆☆
原作なしオリジナルアニメーション作品。
個人的にあんまり相性のよくない谷口悟朗監督。
人体から意識を飛ばして遠隔操作するパワードスーツ(Iマシン)を使い
オリハルトと呼ばれる鉱物エネルギーを宇宙から採掘収集する、という世界。
近未来・宇宙系。
主人公の女の子がいきなり1話で組織に経費切りにされてしまったが
そこから海賊の仲間に拾われるってくだりは
まあ分かりやすく言えばブラックラグーンみたいなものか。
しばらくはオリハルト鉱石の取り合いを、海賊側の視点から描いていくことになるのかな。
さすがに谷口悟朗というべきか
設定の着眼がよく、開幕から舞台設定を理解させて引き込んでいく描写もうまい。
まあしかし
歴代作でも序盤は良かったものの、ここから主人公偏重のシナリオで全部台無しにしてしまう作品が多く
今回もそこが不安であり、僕が谷口悟朗アンチたる所以ではあるのだがw
今は深すぎたり重すぎたりするアニメは流行らないってのは監督界隈の人もよく知っているはずで
明るい主人公と、仕事人気質な仲間ってキャラ配置はじつに現代的とも言えるね。
あまり過去作のイメージを意識する必要はないのかも、とも思わせる。
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17.兄に付ける薬はない!(70点)
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期待度★★★☆☆
中華原作、制作は日本の3分短編。
3分なので兄妹のワンカットを見てるだけで終わるんだが
ダメ人間の兄貴をみてても辟易しないし、
暴力系の妹をみててもむしろ行け行けと思ってしまう。
中村悠一と雨宮天のイメージが合っているせいだろうか、
見てて乗っていきやすい。
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18.喧嘩番長 乙女-Girl Beats Boys-(70点)
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期待度★★★★☆
短編。
喧嘩番長というヤンキーアクションゲームから。
乙女ということだが、決してスケバンではなく
むしろ普通の女の子がヤンキー高校に入れ替わり入学させられる。
タイトルからして神アニメ臭が凄まじい。
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19.ラブ米-WE LOVE RICE-(70点)
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期待度★★★☆☆
3分。
減反政策、食の多様化によって人気が落ち込んでいるお米を
もう一度愛するための短編アニメ。
主人公はひのひかり。
せっかく入学した「稲穂学園」も今年で廃校になることが決まっていた。
「なんだ、この大冷害みたいな反応は」 ←www
勢いある短編だからというのもあるだろうが
笑いどころが多く面白い。
くそっ、やっぱり俺たちじゃパンには勝てないのかよォッ…
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←後編2/2へ続く
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