MTGアリーナの初期デッキ考察
2018年5月21日 MTG(オワコン) コメント (2)
10日ほど前のストレステスターの範囲に入り、
クローズドベータで遊ぶことができるようになりました。
まず、初期デッキの考察の前に、ゴールド稼ぎの話から。
ゴールドというものはゲーム内で獲得できる通貨で、
この度ドラフトが実装され、参加費が5000ゴールドと設定されました。
ゲーム内で獲得できるゴールドの内訳は
●デイリークエスト
4勝目まで計550。
フリープレイ(敗北デメリットなし)でも勝てば換算されるため、ノーリスク。
●クイックコンストラクテッド
参加費500ゴールドの稼ぎイベント。
3敗したら終了。3勝3敗以下で赤字。
7勝すれば1000。
●クエスト
1日500または750を獲得。行動を指定されて面倒だが、ノーリスク。
1度だけ与えられたクエストをリロードできる。
500のクエストが出たら750に変更されるのを期待してリロードするのが基本である。
この条件で
ドラフトの参加費5000Gを目標に稼ぐ。
※ドラフトも7勝制のトーナメントで勝利報酬があるので
うまいプレイヤーであれば、再度5000Gを貯める必要はない。
(負けたら5000G貯めに帰るということである)
ゴールドの獲得効率を考えれば
クイックコンストラクテッドで勝ってデイリー報奨分をもらいながら
5勝、6勝、7勝をコンスタントに取れるようになれば
最も試合数が少なくさっさと消化できることになる。
要するに、
フリープレイでデイリー報酬をもらうのは時間のムダということだ。
オープンベータ、ないしは正式稼働となった暁には
データは再リセットされ初期化される。
無課金、初日でゲームをやるつもりの者にとっては
最初に配布された10つのデッキの正しい評価ができていることが
まずは攻略の第一歩ということになるだろう。
というわけで10種のデッキを考察するぞ。
↓デッキリストは自分で見ろ
http://magicarena.wikia.com/wiki/Category:Starting_Deck
+---------------------------------------+
青白・昇殿
+---------------------------------------+
【強さ指標】
☆☆☆☆☆(非常に弱い)
【評価】
アルファベット順で開幕を飾ることになった青白アセンションだが、
これが一番ひどいデッキだ。
さばいて受けるデッキなのに昇殿を目指しているので、スターターなのに
破綻している。
1マナ0/3昇殿恐竜とかマルチ昇殿ドレイクなどが
青白コンに入ってるようなものと思えばいい。
そんなカードにリソースを割きながら盤面を守りきれるわけがない。
収録されているフィニッシャーは強力なので、少しいじれば一気に強くなる。
白緑から「威厳あるカラカル」2枚を拝借するのは必須だろう。
序盤をやりくりするカードさえあれば詰めは強いわけだから
初期配布のボーナスパックから
「ギデオンの叱責」「砂漠破」「突風撃」などが引けていれば
ちょちょいとカスタマイズして、MTGAデビュー初戦で使ってみれるくらいにはなる。
間違ってもデフォルトのままで使うなよ。
+---------------------------------------+
白黒・吸血鬼
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★☆☆☆☆(弱い)
【評価】
マーヴレンフェインが1枚収録されているのはうれしいのだが
肝心のロードが1枚しか入っていないので、
1/1を並べることはできても攻め手に欠ける。
攻めが遅い割に、中速域の勝負で強いかというと、
恐竜は「長剣歯」「帝国の先駆け」で投了級だし、黒緑探検にも勝ち目が薄い。
非常に弱いデッキだと思います。
カスタマイズしようにも、
ワイルドカードは専門的な部族カードには消費しづらい。
微々たる初期配布WCを消費して吸血鬼ロードを生成するなんて
あまりにも非効率だ。
スタータープール内でエコにカスタマイズするとしたら
白緑から「光輝の運命」「冠毛の陽馬」などを拝借しよう。
というか、なぜ最初から入っていない、と思わずツッコミたくなる。
+---------------------------------------+
赤緑・恐竜
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★★★(非常に強い)
【評価】
「帝国の先駆け」で激昂を誘発させていくデッキだが、
縦方向には、5点ダメージが入る「針歯の猛竜」が使え
横方向には、「猛竜の幼生」「怒り狂う長剣歯」で2点ダメージをばらまける。
それをサーチで選択できるのが強力だ。
サンプルデッキの中で比較的強い相手である
黒緑探検と「威厳あるカラカル」が入るデッキ全般に対等に戦える。
6マナ以上の恐竜の中では「赤の太陽の化身」(3点3点)が最も弱いので
レア枠だが抜いてしまったほうがいいだろう。
逆に7マナ5/5の恐竜ロードは同キャラで必要なので残したほうがいい。
また、重いデッキなので、
青赤に収録されている「破滅の刻」を1差ししておこう。
初期デッキの中では非常に強いデッキだが
ランクがあがり皆がカードを所持し始めると
「残骸の漂着」を食らって伸び悩む。
ワイルドカードで恐竜に投資するかどうかは、少し慎重に考えたほうがいい。
(恐竜の側も「殺戮の暴君」を持っているので一方的に悪いということはない)
+---------------------------------------+
黒緑・探検
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★★☆(強い)
【評価】
3枚も入っている「野茂み歩き」がアグロ部族に強く、
配布されてるスターターデッキ10種のうち半数以上に刺さる。
一度探検してしまえば稲妻の一撃の圏外になるので
実質2キル同然のマッチアップが多く、
コンセプトがショボイ割に相対的に強い。
3/5くらいになれば、ビタ止まってライフも20を超えている状態となるので
あとは探検シリーズの制圧札を展開していける。
勝ち筋のチュパカブラもちゃんと3枚初期投入されており
「墳墓荒らし」「発見の道」で誘発させまくって勝利する。
もしくは土地は手に入っているという建前で入っている激重カードで勝利する。
探検したとき~の誘発札をどこで使うか、技術介入の余地があり
2マナ3マナの探検をただ何の意味もなく出さないほうがいい場合もある。
プレイングもなかなか選択幅があり、使っていて面白いデッキだぞ。
+---------------------------------------+
青黒・コントロール
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★☆☆(普通)
【評価】
「ネザール」「テジマク」でしめるコントロール。
青白昇殿に比べると圧倒的に前座クリーチャーの質が上がっている。
ザンネン系デッキの青白昇殿の話はさておき
あちらに収録されている「多面相の侍臣」は
ありがたく使わせてもらうことにしよう。
実際は「象形の守り手」でフィニッシュするほうが多いので
詰めながら2体目を守りに回せるように多面相を添えておくのだ。
MTGアリーナの性質上、
デイリーを消化するためのプレイ時間が増えてしまうのが難。
試合が長いことは、時間効率の観点ではデメリットになるのだ。
おいら時間あるよって人には関係ない話だけどな。
+---------------------------------------+
青赤・スペルドレイク
+---------------------------------------+
【強さ指標】
☆☆☆☆☆(非常に弱い)
【評価】
墓地にスペルを大量に落とし、☆/4のドレイクを育てるデッキなのに
ドレイクは2枚しか入っていない。
海賊パイロクラズム、破滅の刻、絶滅の星の3種リセットを持っていて
スペルも多いので、それなりに相手の攻撃を処理はできるが
「謎変化」を入れてもフライヤーが5体しか入ってないので、詰めれない。
都合よく☆/4ドレイクを2枚とも引いて除去もされない、
みたいなゲームのとき勝利できるが、基本的には非常に弱いデッキである。
絶滅の星(☆)とはエニグマドレイクのことを指していたのだろうか。
☆がいくつまで伸びるかを見ることもなく敗れ去るマッチも・・・
このカードだけは4枚収録して欲しかった。
「象形の守り手」「多面相の侍臣」などは
初期状態を試すまでもなく必須なのでプレイ前に先に入れておこう。
恐竜が持つ「エターリ」「赤の太陽の化身」を拝借しても結構強いかもしれない。
+---------------------------------------+
白緑・ネコ
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★★★(非常に強い)
【評価】
「威厳あるカラカル」が2枚収録されている。
これに尽きる。
赤単が人気なアリーナ全体にとっても、
初期配布で2枚持てるのは非常にありがたい。
このデッキが存在しているおかげである。
デッキ的には「誇り高き君主」もちゃんと2枚はいっており、
あとはへぼいネコたちがたくさん入れられているが
根幹の2レアが複数枚入っている分、デッキコンセプトは安定している。
「排斥」と「イクサランの束縛」も1枚ずつちゃんと入っている。
6マナの全体強化ソーサリーなどはさっさと抜いて
黒緑の探検エンチャントに変えたほうが猫トークンも機能しやすい。
あるいは白黒に入っている戦旗をこちらで使ってもよい。
カラカルでイージーウィンできない恐竜やコントロール相手には
「冠毛の陽馬」でのウマ勝ちも狙えるので、マッチ運にも左右されにくい。
+---------------------------------------+
青緑・マーフォーク
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★☆☆(普通)
【評価】
マーフォークも例によってロードが1枚しか入っていない。
どちらかといえば「風と共に」「川守りの恩恵」によって
1体でかいマーフォークを育てあげ、
コパラと潜水で守りながら殴り勝つような動きが多い。
イクサラン×3のときの強いドラフトマーフォークデッキのようなイメージで
ロードがいなくてもコモンアンコモンが一応の連携を持っているので
吸血鬼よりは深刻さがなく、初手によっては恐竜や探検にすら勝利できる。
しかし1~3ターン目までに作った連携を一度崩されたら終わり。
1本勝負のアリーナにおいて、
後攻でいちばん不利なデッキである点もマイナス要素。
初期投入されている7マナのティシャーナは、
プレイできるまで我慢して使い続け、
じっくり登場エフェクトを鑑賞してから解雇だ。
「送還」も2枚初期配布されているが、「潜水」とどちらを選ぶかは好み次第。
潜水が軸であれば、アンブロッカブルのマーフォークを育てないと勝ちきれない。
送還ならば後攻でも多少はマシに戦えるようになる。
+---------------------------------------+
赤黒・海賊
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★☆☆☆☆(弱い)
【評価】
個々のクリーチャーのスペックはそこそこ高い代わりに
部族による相乗効果はほとんどない。
一応カットラスや4マナ海賊ロードなどの部族シナジーも入っているが
海賊風の赤黒ウイニーというテイストだ。
従って、カード不足の初期プールであっても、無いものねだりが発生せず
そこそこ安定して頑張れるのが強み。
しかし、アグロであるがゆえに狩られる側の立ち位置であるというべきか、
「野茂み歩き」→投了、「威厳あるカラカル」→投了、という悲しい宿命を持つ。
初期で「稲妻の一撃」「削剥」が1枚ずつ入っており、
これらのカードを上記2種には必ず当てていかないと勝ち目はないだろう。
(野茂み歩きは3枚入っているがな)
ちなみに将来まで汎用的に使える「稲妻の一撃」であれば
これを開幕ワイルドカード生成するのはアリなので
早々に3枚4枚と入手しているのなら、このデッキももう少し伸びるかもしれない。
アリーナでは回転率が早いデッキのほうが有利なので
例えばラムナプレッドを最初に組む予定の人にとっては初期の相棒としてはもってこい。
+---------------------------------------+
白赤・督励
+---------------------------------------+
【強さ指標】
☆☆☆☆☆(非常に弱い)
【評価】
上記の赤黒海賊と似たような感じで
ほぼ赤白ウイニー+督励風。
クリーチャーをひたすら督励させて、
アンタップさせながら連続督励を狙っていくデッキだが
キーワード自体が全体的に弱くデザインされてることもあり
「だから何だ」というような効果しかもたらさない。
そして、アグロであるがゆえに基本的には狩られる側のデッキであり
赤黒海賊と比べてタフネス1が多いおかげで
野茂み歩き→投了、威厳あるカラカル→投了という条件に加え
恐竜が使ってくる「帝国の先触れ」「長剣歯」も投了対象という
もうどうしようもないくらい弱いデッキ。
非常に残念なことに
「栄光をもたらすもの」は1枚も入っていない。
督励デッキであるにも関わらず、
相手に賞罰の天使を出されたら悶死するのみである。
ワーストを争う青白アセンションを少しいじれるくらいカードプールを得る頃には
最弱デッキの座に、おそらく最後まで鎮座し続けることになる。
クローズドベータで遊ぶことができるようになりました。
まず、初期デッキの考察の前に、ゴールド稼ぎの話から。
ゴールドというものはゲーム内で獲得できる通貨で、
この度ドラフトが実装され、参加費が5000ゴールドと設定されました。
ゲーム内で獲得できるゴールドの内訳は
●デイリークエスト
4勝目まで計550。
フリープレイ(敗北デメリットなし)でも勝てば換算されるため、ノーリスク。
●クイックコンストラクテッド
参加費500ゴールドの稼ぎイベント。
3敗したら終了。3勝3敗以下で赤字。
7勝すれば1000。
●クエスト
1日500または750を獲得。行動を指定されて面倒だが、ノーリスク。
1度だけ与えられたクエストをリロードできる。
500のクエストが出たら750に変更されるのを期待してリロードするのが基本である。
この条件で
ドラフトの参加費5000Gを目標に稼ぐ。
※ドラフトも7勝制のトーナメントで勝利報酬があるので
うまいプレイヤーであれば、再度5000Gを貯める必要はない。
(負けたら5000G貯めに帰るということである)
ゴールドの獲得効率を考えれば
クイックコンストラクテッドで勝ってデイリー報奨分をもらいながら
5勝、6勝、7勝をコンスタントに取れるようになれば
最も試合数が少なくさっさと消化できることになる。
要するに、
フリープレイでデイリー報酬をもらうのは時間のムダということだ。
オープンベータ、ないしは正式稼働となった暁には
データは再リセットされ初期化される。
無課金、初日でゲームをやるつもりの者にとっては
最初に配布された10つのデッキの正しい評価ができていることが
まずは攻略の第一歩ということになるだろう。
というわけで10種のデッキを考察するぞ。
↓デッキリストは自分で見ろ
http://magicarena.wikia.com/wiki/Category:Starting_Deck
+---------------------------------------+
青白・昇殿
+---------------------------------------+
【強さ指標】
☆☆☆☆☆(非常に弱い)
【評価】
アルファベット順で開幕を飾ることになった青白アセンションだが、
これが一番ひどいデッキだ。
さばいて受けるデッキなのに昇殿を目指しているので、スターターなのに
破綻している。
1マナ0/3昇殿恐竜とかマルチ昇殿ドレイクなどが
青白コンに入ってるようなものと思えばいい。
そんなカードにリソースを割きながら盤面を守りきれるわけがない。
収録されているフィニッシャーは強力なので、少しいじれば一気に強くなる。
白緑から「威厳あるカラカル」2枚を拝借するのは必須だろう。
序盤をやりくりするカードさえあれば詰めは強いわけだから
初期配布のボーナスパックから
「ギデオンの叱責」「砂漠破」「突風撃」などが引けていれば
ちょちょいとカスタマイズして、MTGAデビュー初戦で使ってみれるくらいにはなる。
間違ってもデフォルトのままで使うなよ。
+---------------------------------------+
白黒・吸血鬼
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★☆☆☆☆(弱い)
【評価】
マーヴレンフェインが1枚収録されているのはうれしいのだが
肝心のロードが1枚しか入っていないので、
1/1を並べることはできても攻め手に欠ける。
攻めが遅い割に、中速域の勝負で強いかというと、
恐竜は「長剣歯」「帝国の先駆け」で投了級だし、黒緑探検にも勝ち目が薄い。
非常に弱いデッキだと思います。
カスタマイズしようにも、
ワイルドカードは専門的な部族カードには消費しづらい。
微々たる初期配布WCを消費して吸血鬼ロードを生成するなんて
あまりにも非効率だ。
スタータープール内でエコにカスタマイズするとしたら
白緑から「光輝の運命」「冠毛の陽馬」などを拝借しよう。
というか、なぜ最初から入っていない、と思わずツッコミたくなる。
+---------------------------------------+
赤緑・恐竜
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★★★(非常に強い)
【評価】
「帝国の先駆け」で激昂を誘発させていくデッキだが、
縦方向には、5点ダメージが入る「針歯の猛竜」が使え
横方向には、「猛竜の幼生」「怒り狂う長剣歯」で2点ダメージをばらまける。
それをサーチで選択できるのが強力だ。
サンプルデッキの中で比較的強い相手である
黒緑探検と「威厳あるカラカル」が入るデッキ全般に対等に戦える。
6マナ以上の恐竜の中では「赤の太陽の化身」(3点3点)が最も弱いので
レア枠だが抜いてしまったほうがいいだろう。
逆に7マナ5/5の恐竜ロードは同キャラで必要なので残したほうがいい。
また、重いデッキなので、
青赤に収録されている「破滅の刻」を1差ししておこう。
初期デッキの中では非常に強いデッキだが
ランクがあがり皆がカードを所持し始めると
「残骸の漂着」を食らって伸び悩む。
ワイルドカードで恐竜に投資するかどうかは、少し慎重に考えたほうがいい。
(恐竜の側も「殺戮の暴君」を持っているので一方的に悪いということはない)
+---------------------------------------+
黒緑・探検
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★★☆(強い)
【評価】
3枚も入っている「野茂み歩き」がアグロ部族に強く、
配布されてるスターターデッキ10種のうち半数以上に刺さる。
一度探検してしまえば稲妻の一撃の圏外になるので
実質2キル同然のマッチアップが多く、
コンセプトがショボイ割に相対的に強い。
3/5くらいになれば、ビタ止まってライフも20を超えている状態となるので
あとは探検シリーズの制圧札を展開していける。
勝ち筋のチュパカブラもちゃんと3枚初期投入されており
「墳墓荒らし」「発見の道」で誘発させまくって勝利する。
もしくは土地は手に入っているという建前で入っている激重カードで勝利する。
探検したとき~の誘発札をどこで使うか、技術介入の余地があり
2マナ3マナの探検をただ何の意味もなく出さないほうがいい場合もある。
プレイングもなかなか選択幅があり、使っていて面白いデッキだぞ。
+---------------------------------------+
青黒・コントロール
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★☆☆(普通)
【評価】
「ネザール」「テジマク」でしめるコントロール。
青白昇殿に比べると圧倒的に前座クリーチャーの質が上がっている。
ザンネン系デッキの青白昇殿の話はさておき
あちらに収録されている「多面相の侍臣」は
ありがたく使わせてもらうことにしよう。
実際は「象形の守り手」でフィニッシュするほうが多いので
詰めながら2体目を守りに回せるように多面相を添えておくのだ。
MTGアリーナの性質上、
デイリーを消化するためのプレイ時間が増えてしまうのが難。
試合が長いことは、時間効率の観点ではデメリットになるのだ。
おいら時間あるよって人には関係ない話だけどな。
+---------------------------------------+
青赤・スペルドレイク
+---------------------------------------+
【強さ指標】
☆☆☆☆☆(非常に弱い)
【評価】
墓地にスペルを大量に落とし、☆/4のドレイクを育てるデッキなのに
ドレイクは2枚しか入っていない。
海賊パイロクラズム、破滅の刻、絶滅の星の3種リセットを持っていて
スペルも多いので、それなりに相手の攻撃を処理はできるが
「謎変化」を入れてもフライヤーが5体しか入ってないので、詰めれない。
都合よく☆/4ドレイクを2枚とも引いて除去もされない、
みたいなゲームのとき勝利できるが、基本的には非常に弱いデッキである。
絶滅の星(☆)とはエニグマドレイクのことを指していたのだろうか。
☆がいくつまで伸びるかを見ることもなく敗れ去るマッチも・・・
このカードだけは4枚収録して欲しかった。
「象形の守り手」「多面相の侍臣」などは
初期状態を試すまでもなく必須なのでプレイ前に先に入れておこう。
恐竜が持つ「エターリ」「赤の太陽の化身」を拝借しても結構強いかもしれない。
+---------------------------------------+
白緑・ネコ
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★★★(非常に強い)
【評価】
「威厳あるカラカル」が2枚収録されている。
これに尽きる。
赤単が人気なアリーナ全体にとっても、
初期配布で2枚持てるのは非常にありがたい。
このデッキが存在しているおかげである。
デッキ的には「誇り高き君主」もちゃんと2枚はいっており、
あとはへぼいネコたちがたくさん入れられているが
根幹の2レアが複数枚入っている分、デッキコンセプトは安定している。
「排斥」と「イクサランの束縛」も1枚ずつちゃんと入っている。
6マナの全体強化ソーサリーなどはさっさと抜いて
黒緑の探検エンチャントに変えたほうが猫トークンも機能しやすい。
あるいは白黒に入っている戦旗をこちらで使ってもよい。
カラカルでイージーウィンできない恐竜やコントロール相手には
「冠毛の陽馬」でのウマ勝ちも狙えるので、マッチ運にも左右されにくい。
+---------------------------------------+
青緑・マーフォーク
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★★★☆☆(普通)
【評価】
マーフォークも例によってロードが1枚しか入っていない。
どちらかといえば「風と共に」「川守りの恩恵」によって
1体でかいマーフォークを育てあげ、
コパラと潜水で守りながら殴り勝つような動きが多い。
イクサラン×3のときの強いドラフトマーフォークデッキのようなイメージで
ロードがいなくてもコモンアンコモンが一応の連携を持っているので
吸血鬼よりは深刻さがなく、初手によっては恐竜や探検にすら勝利できる。
しかし1~3ターン目までに作った連携を一度崩されたら終わり。
1本勝負のアリーナにおいて、
後攻でいちばん不利なデッキである点もマイナス要素。
初期投入されている7マナのティシャーナは、
プレイできるまで我慢して使い続け、
じっくり登場エフェクトを鑑賞してから解雇だ。
「送還」も2枚初期配布されているが、「潜水」とどちらを選ぶかは好み次第。
潜水が軸であれば、アンブロッカブルのマーフォークを育てないと勝ちきれない。
送還ならば後攻でも多少はマシに戦えるようになる。
+---------------------------------------+
赤黒・海賊
+---------------------------------------+
【強さ指標】
★☆☆☆☆(弱い)
【評価】
個々のクリーチャーのスペックはそこそこ高い代わりに
部族による相乗効果はほとんどない。
一応カットラスや4マナ海賊ロードなどの部族シナジーも入っているが
海賊風の赤黒ウイニーというテイストだ。
従って、カード不足の初期プールであっても、無いものねだりが発生せず
そこそこ安定して頑張れるのが強み。
しかし、アグロであるがゆえに狩られる側の立ち位置であるというべきか、
「野茂み歩き」→投了、「威厳あるカラカル」→投了、という悲しい宿命を持つ。
初期で「稲妻の一撃」「削剥」が1枚ずつ入っており、
これらのカードを上記2種には必ず当てていかないと勝ち目はないだろう。
(野茂み歩きは3枚入っているがな)
ちなみに将来まで汎用的に使える「稲妻の一撃」であれば
これを開幕ワイルドカード生成するのはアリなので
早々に3枚4枚と入手しているのなら、このデッキももう少し伸びるかもしれない。
アリーナでは回転率が早いデッキのほうが有利なので
例えばラムナプレッドを最初に組む予定の人にとっては初期の相棒としてはもってこい。
+---------------------------------------+
白赤・督励
+---------------------------------------+
【強さ指標】
☆☆☆☆☆(非常に弱い)
【評価】
上記の赤黒海賊と似たような感じで
ほぼ赤白ウイニー+督励風。
クリーチャーをひたすら督励させて、
アンタップさせながら連続督励を狙っていくデッキだが
キーワード自体が全体的に弱くデザインされてることもあり
「だから何だ」というような効果しかもたらさない。
そして、アグロであるがゆえに基本的には狩られる側のデッキであり
赤黒海賊と比べてタフネス1が多いおかげで
野茂み歩き→投了、威厳あるカラカル→投了という条件に加え
恐竜が使ってくる「帝国の先触れ」「長剣歯」も投了対象という
もうどうしようもないくらい弱いデッキ。
非常に残念なことに
「栄光をもたらすもの」は1枚も入っていない。
督励デッキであるにも関わらず、
相手に賞罰の天使を出されたら悶死するのみである。
ワーストを争う青白アセンションを少しいじれるくらいカードプールを得る頃には
最弱デッキの座に、おそらく最後まで鎮座し続けることになる。
コメント
【緑が入っているデッキ】
赤緑:★★★★★(非常に強い)
白緑:★★★★★(非常に強い)
黒緑:★★★★☆(強い)
青緑:★★★☆☆(普通)
【緑が入っていないデッキ】
青黒:★★★☆☆(普通)
白黒:★☆☆☆☆(弱い)
赤黒:★☆☆☆☆(弱い)
青赤:☆☆☆☆☆(非常に弱い)
青白:☆☆☆☆☆(非常に弱い)
白赤:☆☆☆☆☆(非常に弱い)
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