MTGアリーナ初期デッキ考察 単色編
初期デッキのリストは以下のURLから確認できます。
http://magicarena.wikia.com/wiki/Starting_Decks



今回、初期デッキは15個
 ・単色デッキが5個
 ・2色デッキが10個(順次配布※)

大雑把にいえば
「単色デッキ5個はプレイが不可能なくらい弱すぎ」
「2色デッキ10個はカードばら撒き過多なくらい強すぎ」



つまり、今回の単色デッキ5個のレビューは
実質的には、もう誰も使うことがないようなデッキということであります。




どうでもいい個人的な感想ではありますが
クローズドベータ最初期の頃のイクサランの初期配布デッキ。

あれが一番バランスも強さも適正だったように思います。
以前レビューに書いたやつですね。



というわけで、もう誰も使っていない単色初期デッキ5種の雑感など

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 白 / Tactical Assault
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 リストをみれば分かるとおり、
 ほぼ全てがバニラに毛が生えた程度のクリーチャー。
 ただMTGゲームが遊べるというだけで、それ以上の存在意義のないデッキである。

 唯一「レオニンの戦導者」だけが別格で、
 サービス初日あたりでは、こいつに関わるコンバットで技術差が生まれていた。
 お互い2マナや3マナのクリーチャーが貧弱すぎるため、こいつが殴ってくると基本は2対1交換になりやすいが
 ここで4/4本体をブロックせず、4/4は通したうえで
 1/1をブロックして場に残さず、以後はブロッカー2体を維持しながら殴り返す
 というのが、ほとんどの場合は正解であった。
 この攻防戦は、4日間開催されたシングルトンでも度々再現され、いつしか見慣れる存在となった。

 あくまでこのデッキを使うのはサービス初日の導入時のみ。
 これくらいの最底辺レベルのデッキ対決では、5マナ域以上の飛行クリーチャーで勝負する世界のため
 お互い5ターン目以降から本命のレアやアンコを連打し始める。
 その観点で、8マナ到達で負け盤面を返せるゼタルパを持っているのは相対的な強みであった。

 ただ、それでもお互い5~7マナ域まで行けばカードは強く、勝負も決着に向かうので
 8マナまで到達させるのが難しかった。
 そういう意味じゃゼタルパを巡るバランスは結構よくできていたと感じる。


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 青 / Arcane Inventions
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 白単とは違い、一応アーテファクトというコンセプトを持つ。

 ところが、1枚入っている「練達飛行機械職人サイ」を出した後、
 続けて繰り出されるアーティファクト呪文は
 金剛牝馬、2マナ2/1、4マナ3/3、5マナ3/5(5/5)というラインナップ。
 
 今すぐにでも2色に組み替えるのが急務だ。
 幸いにも「ザヒードのジン」など、序盤のメタに合っている優良カードが他のデッキで利用できる。
 これ本体は1度もプレイされず、デッキデリートか放置されるのが基本である。

 筆者も
 アリーナを起動してから、「練達飛行機械職人サイ」「大嵐のジン」は一度もプレイしたことがない。
 このデッキを使うわけがないからである。

 シングルトンでは、
 3色&重いレア勝負といった初期状態の特性からいって
 「財力ある船乗り」を最適解と考えていたので、ザヒードのジンには非常にお世話になった。


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 黒 / Graveyard Bash
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 ゾンビロード「死の男爵」が2枚入っているのが目を引く。
 低マナ、中マナは他デッキ同様にゴミのようなクリーチャーで埋まっているが
 このデッキではゾンビというだけで序盤殴れるようになるので
 5色の中では珍しく、序盤でもちゃんとプランを持って場を作っていける。
 作っていける、というのは、デッキにちゃんと「グレイブディガー」が入っているから。
 プランを持って攻めれるということである。

 高マナ域「墓起こし」は他のカラーよりも強い6マナ域のレアで
 平和な心では完全には除去できないのが非常に強力だった。
 こいつの起動能力で試合が決することも度々あった。
 
 デッキ解体&組み直しを考えたときにも
 「殺害」「グレイブディガー」と「吸血鬼の君主」は抽出要素として強く
 黒は有力な選択肢になりやすい。
 
 シングルトンではさすがにゾンビ要素は影を潜めるが
 黒自体は非常に活躍したカラーである。
 このデッキが比較的しっかりしているからでありましょう。


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 赤 / Dragon’s Fire
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 初期に配布されたカードの中では「厄介なドラゴン」が単体では最強だろう。
 シングルトンでも、初期プールの弱さから相対的に皆がドラゴンを選択し
 「吐炎」と一緒にこぞってプレイした&されたカードである。
 
 全ての初期デッキに言えることだが、敵も味方も一切のギミックがないので
 サイズで負ける=一方的に弱いという勝負になりやすいのは仕方ないだろう。
 その視点で、この赤単のラインナップを見ると絶望する。

 1/1ゴブリンを2体生成するやつなどはすぐに抜こう。
 入れるカードがなければ山を入れたほうがマシである。
 1/1は戦場に一生棒立ちするだけだが、山ならば雷光のドラゴンがキッカーできるかもしれないためである。

 それ以前に、赤単は一回も使わずに
 すぐに赤緑に組み替えろという話ではあるが。


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 緑 / Forest’s Might
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 5マナ5/5警戒、6マナ8/8、そして「ギガントザウルス」に「ガルタ」と
 単体のデッキとしては間違いなく最強のデッキである。
 
 しかし、他の4色のデッキは
 どれも単体では弱すぎるために解体して2色に組み替えるのが基本。
 その視点では、この緑だけはマナシンボル的にも独自路線で単色を貫くことになる。
 
 黒に「殺害」が3枚、白に平和な心が3枚入っていて
 敵は白・黒・青あたりの連合軍。
 5マナ以降は全部セラエンジェル以上のカードを出してくることを思えば
 緑単のまま立ち向かうのはやっぱり分が悪いだろうな。
 
 巷ではアリーナ初期メタ推移で、「最初期に猛威をふるった」的な扱いを受けているが
 初期デッキを組み替えて参戦するのが普通になると、緑単は立ち位置的にはむしろ下位になる。

 一方で、垂直落下は「5マナ以上飛行決着が基本」のメタを直撃していて常に有効打であった。
 これはデッキデザイナー、グッジョブという感じでありました。

 シングルトンでも3色構築が基本であったため
 シンボルがきついギガントやマンモスが活躍するシーンは全くなかった。

 一方、資産面ではありがたいデッキである。
 ガルタを使うつもりの人にとっては、このデッキの収録のおかげでレアワイルドが1枚浮いた。







それ以降のデイリークエスト配布デッキは気が向いたら。


 白青 / Artifacts Attack
 青黒 / Walk the Plank
 黒赤 / Chaos and Mayhem
 赤緑 / Primal Fury
 緑白 / Auras of Majesty
 白黒 / Eternal Thirst
 黒緑 / Saproling Swarm
 緑青 / Jungle Secrets
 青赤 / Wrath of Mages
 赤白 / Strength in Numbers




なお、アリーナが今荒れてる要素として
なんと配布デッキは上記の中から5個しかもらえない(初期資産が人によって異なる)という仕様になっている。

個人的にはどうでもいいけどね。

したがって、皆が同じデッキを所持していないので
考察などといって評価する意味もあまりないのである。

持ってないデッキの話をしても無駄だからねw

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