弱いデッキが「思考囲い」を使ってしまった顛末
2014年11月29日
今日の参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=zER_0nw3x_A&feature=youtu.be&t=22m34s
といっても先日の動画です。
相手のデッキはマルドゥアグロなのですが、
黒単アグロに思考囲いが必要ないのを証明できる内容なので、引用します。
これ、思考囲いのせいで負けてるのが分かるかな?
黒単アグロの思考囲いは100%「0枚」です。
思考囲いの強さは
・相手の展開速度を遅らせる点
・攻勢時に逆転の目を詰んでしまう点
・出たらアドバンテージが確定するカードの予防策
書いてるのは当たり前のことですし、囲い単体の性能は十分強力です。
が、黒単アグロは、思考囲いを打ちながら詰める場を作れるデッキじゃありません。
これは自由に7枚初手を選んでよくても厳しいくらいの不可能命題です。
うっかり2枚も囲いを引いてしまおうものなら、
かなりの高確率でこの動画の再現のような展開になると思います。
思考囲いを打つとこんなふうな攻め方しか出来ません。
これはドローが悪いのではなく、思考囲いを打ったために展開が弱いのです。
お互い手札を消耗した後、
相手のドローはポルクラノスやクルフィックスなのに、
こっちだけ1マナ2/1とかゴミカードばっかりなんだぜ?
そういうトップデッキ勝負の土俵に自分から乗り込んではいけないということです。
俺は、この動画のこのマッチ見て、
偶然フアン・マタ似のおっさんが勝っただけとは思いません。
少なくともマルドゥにはもっと入れたいカードがある中で
それを採用せず思考囲いを打ったためにこうなったのであり、
ダブルマリガンしてもらったにも関わらず思考囲いのせいで負けたのです。
弱いデッキでは「思考囲い」を絶対使うな。
これは俺の中での重要なセオリーの1つです。
思考囲いを使っていいデッキは
・パワーカードまみれでトップ勝負上等の重量級デッキ
・例えば「群れネズミ」「冒涜の悪魔」級の1枚で爆速できるカードを擁するビートダウン
それ以外では、絶対に使わないこと。
「包囲サイを先に1マナで抜いたほうが被害がない」
これは最もな話です。
思考囲い単体の評では当然そうなのですが、それが採用に足るかどうかは別問題。
少なくとも俺の中では「1マナ2/1」との同居は問題外です。
黒単アグロは
毎ターンクリーチャーを連打してひたすら横に並べ、除去しながら攻撃し、最後に「モーギス」か「オベリスク」する、これ以外にデッキに勝ち目はあるのでしょうか?
自分から変なトップ勝負の土俵にあがるよりは、自分の得意なマナ域、戦術プランを最大限再現できるように組んで、相手をその得意な土俵に乗せるべきです。
全部前に進めるカードで組んで
「俺の前で少しでもヌルキープしたら刺すぜ」くらいのデッキのほうが絶対いいよな。
ま、黒単アグロなんてオワコンの話をしても仕方ないですが。
たぶん、マルドゥでのアグロでもおんなじ話、
その他「弱いカード」が入るデッキには全て共通の話だと思います。
思考囲いはお互いのリソースを消耗させてデュエルを泥っぽくする。
鋭いキレを要求されるアグロには、たまに急所を突く点でメリットも多いが
基本的な方向性としては向いてないのだ。
動画のデュエルは、ダブルマリガンしてくれた格好の相手に対し
テンポや盤面づくりではなくデッキパワーの方向で勝負してしまったのが敗因。
囲いを打ってしまったせいでゲームの主軸がずれてしまった。
思考囲いではなく、この枠がもしも
「苦痛の予見者」だったら、「マルドゥの頭蓋割り」だったら、
「はじける破滅」だったら、あるいは「マグマの噴流」で占術できていたら。
極論、「平地」だったら…
弱いカードは、自分が得意な展開にならないと本当に惨めな弱さだな。
要はこういうカードと同居してはいけないという話。
困るカードは攻めの手数を減らして思考囲いで抜くのではなく、
「出されても間に合わない」ように組むべきなんだ。
https://www.youtube.com/watch?v=zER_0nw3x_A&feature=youtu.be&t=22m34s
といっても先日の動画です。
相手のデッキはマルドゥアグロなのですが、
黒単アグロに思考囲いが必要ないのを証明できる内容なので、引用します。
これ、思考囲いのせいで負けてるのが分かるかな?
黒単アグロの思考囲いは100%「0枚」です。
思考囲いの強さは
・相手の展開速度を遅らせる点
・攻勢時に逆転の目を詰んでしまう点
・出たらアドバンテージが確定するカードの予防策
書いてるのは当たり前のことですし、囲い単体の性能は十分強力です。
が、黒単アグロは、思考囲いを打ちながら詰める場を作れるデッキじゃありません。
これは自由に7枚初手を選んでよくても厳しいくらいの不可能命題です。
うっかり2枚も囲いを引いてしまおうものなら、
かなりの高確率でこの動画の再現のような展開になると思います。
思考囲いを打つとこんなふうな攻め方しか出来ません。
これはドローが悪いのではなく、思考囲いを打ったために展開が弱いのです。
お互い手札を消耗した後、
相手のドローはポルクラノスやクルフィックスなのに、
こっちだけ1マナ2/1とかゴミカードばっかりなんだぜ?
そういうトップデッキ勝負の土俵に自分から乗り込んではいけないということです。
俺は、この動画のこのマッチ見て、
偶然フアン・マタ似のおっさんが勝っただけとは思いません。
少なくともマルドゥにはもっと入れたいカードがある中で
それを採用せず思考囲いを打ったためにこうなったのであり、
ダブルマリガンしてもらったにも関わらず思考囲いのせいで負けたのです。
弱いデッキでは「思考囲い」を絶対使うな。
これは俺の中での重要なセオリーの1つです。
思考囲いを使っていいデッキは
・パワーカードまみれでトップ勝負上等の重量級デッキ
・例えば「群れネズミ」「冒涜の悪魔」級の1枚で爆速できるカードを擁するビートダウン
それ以外では、絶対に使わないこと。
「包囲サイを先に1マナで抜いたほうが被害がない」
これは最もな話です。
思考囲い単体の評では当然そうなのですが、それが採用に足るかどうかは別問題。
少なくとも俺の中では「1マナ2/1」との同居は問題外です。
黒単アグロは
毎ターンクリーチャーを連打してひたすら横に並べ、除去しながら攻撃し、最後に「モーギス」か「オベリスク」する、これ以外にデッキに勝ち目はあるのでしょうか?
自分から変なトップ勝負の土俵にあがるよりは、自分の得意なマナ域、戦術プランを最大限再現できるように組んで、相手をその得意な土俵に乗せるべきです。
全部前に進めるカードで組んで
「俺の前で少しでもヌルキープしたら刺すぜ」くらいのデッキのほうが絶対いいよな。
ま、黒単アグロなんてオワコンの話をしても仕方ないですが。
たぶん、マルドゥでのアグロでもおんなじ話、
その他「弱いカード」が入るデッキには全て共通の話だと思います。
思考囲いはお互いのリソースを消耗させてデュエルを泥っぽくする。
鋭いキレを要求されるアグロには、たまに急所を突く点でメリットも多いが
基本的な方向性としては向いてないのだ。
動画のデュエルは、ダブルマリガンしてくれた格好の相手に対し
テンポや盤面づくりではなくデッキパワーの方向で勝負してしまったのが敗因。
囲いを打ってしまったせいでゲームの主軸がずれてしまった。
思考囲いではなく、この枠がもしも
「苦痛の予見者」だったら、「マルドゥの頭蓋割り」だったら、
「はじける破滅」だったら、あるいは「マグマの噴流」で占術できていたら。
極論、「平地」だったら…
弱いカードは、自分が得意な展開にならないと本当に惨めな弱さだな。
要はこういうカードと同居してはいけないという話。
困るカードは攻めの手数を減らして思考囲いで抜くのではなく、
「出されても間に合わない」ように組むべきなんだ。
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