◎アルスラーン戦記
俺がいつか見たいと思ってるアニメリストの中に
「銀河英雄伝説」がいまだに残っていることもあってか
王国史・中世的戦争モノのアニメを見るたびに

「どうせならこれをみる時間で過去作をみたほうがいいだろうか」
とか思ってしまうんだが…


それでもこれは毎週リアルタイムで見たほうがいいかもと思った。
6話まで見たけど、入り方はとても良かった。


物語は、勝利が疑いない合戦で国王が戦死するところから始まる。
主人公はこの合戦が初陣の皇子で、器量はともかく戦争の才覚に限ればまるで無いようだ。
松平元康に独立された後の今川氏真みたいなものと思えば大体あってる。
俺は「氏真非凡説」はアリだと思ってるから、こういう設定は燃えるよ。

ちょうど首都が陥落したところまで進んだから
次の7話でやろうとしてること次第によっては名作の域になるかも。
毎週続きが楽しみになる系のアニメは近年では稀になったからね。


根底にあるのは、パルス王国が「奴隷制」を土台にした強国であることで、
第1話で
幼年期の主人公が奴隷の少年と関わるお話を持ってきたのが非常に効いてる。

父親の国王は猛将だったが、側近から離反者を出してしまうところにも因果が通じているし
父と主人公との対比の意味でも第1話は重要な回だった。

このあたりはカーラーンが離反した理由にも通じているところがあるのだろうね。
彼の裏切りによって先の会戦で大敗を喫したわけだが、
どうもその後の表情や描写を見ていると私欲に走る梟雄の類ではないようだ。
彼も何らかの信念のもとで行動している節があるね。

やろうとしていることの本筋は「国王のあるべき姿」みたいなところだろうか。
序盤からそういう雰囲気が見え隠れしている。


まあ、面白くなるかどうかの勝負は7話以降の中盤から。
こういう系統は序盤が面白いのは当たり前だからな。

エンディング曲は今期いちばんいい。藍井エイルは曲に恵まれたアーティストだと思う。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索