僕だけがいない街 第7話
まず、前回の考察は迷探偵だったので訂正から。

現代で脅威となっている犯人像の整理
  1.誘拐未遂男(第1話)
  2.母を殺害した赤目スーツ(第1話)
  3.ピザ屋にきていた市議(第5話)
  4.悟の逮捕を見届けた赤目スーツ(第6話)

スーツ男の中身が「1.誘拐未遂男」か「3.市議」かどちらなんだって話で、
市議バッヂがついてたので後者(2=3)だと記述してたけど
回想シーンみたらバッヂはなかった。
  (時間がとまった演出で水滴が舞っていたが
   それがバッヂに見えたのだろうかw)

シンプルに1話の進行を考えれば
「1=2=4」と「3」な可能性のほうが高いな。
  (要するに、前回は「1」と「2=3=4」だ、みたいなことを書いてしまった

やはり1=3(全員同一人物)はないだろう。
母が「あの目の男を知っている」とした人物が西園と同一人物では違和感があるし
現時点で過去で最も怪しい八代と西園のキャストが違うことの説明もつく。
市議なので偽名を使えない、18年前の初期被疑者リストに西園がいないことから考えても
犯人像が2人いるって点に関しては間違いはなさそう。


と、まあその話はいいとして
第7話は2度目の過去編へ突入しました。
ちょうどタイトル表紙のシーンのまんまでしたね。(窓の外の手を含めてw)

内容としては
ケンヤの目が赤かった理由がようやく分かった回。

ケンヤは第2話から小学生離れした察しのよさが不気味な存在だった。
コナンに対する灰原みたいな存在か、(同能力者、バラの銃を撃ってきても違和感はない)
はたまたサスペンスの基礎から考えても、犯人かもしれないという容疑さえかかっていた。

ところが、5~6話で現代にもどったときに
ケンヤのポジションに相当する人物が現れないことが分かる。
  (同級生なので29歳、年齢・雰囲気ともにケンヤの将来の姿にみえる人物がいない。
   「現代からリバイバルしているもう一人の人物」「現代の犯人の18年前の姿」
   どちらの線で考えても、現代時空にリンクする要素がない。)
現代でケンヤがどこで何をしているかが不明になった以上
過去ではどうとでも動ける、ジョーカー的な存在になっていました。


悟が2度目のリバイバルをして戻ってきた直後に
本を貸したウソ話を振ってきたとき、一瞬だけケンヤの存在が脅威に感じたが・・・
自分ですぐにカマかけたことを明かしてきたときの安心感。

これが黒幕だったらもう誰も信じられねえな。
そんなことをやる脚本家はマリーくらいなもんだろうw

それからこの回をみて分かったことは、この作品では
「やましい衝動に駆られているとき、悪の自覚があるとき」に目が赤い演出がなされる。
  (これは第1話の母「あの目の男を知っている」でミスリードされてしまった。
   赤い目は人物固有の特徴ではなく、演出のようだ)
第3話で悟にエロ本が見つかったときの白鳥潤の目、
第3話の雛月の両親の目、
第5話で悟からの電話を受けた記者の澤田の目、
第7話では、悟が雛月の母を排除しようとしたシーン。(これは決定的だった)

2話でケンヤの目が赤かったのは「雛月の文集の話を悟に振ったとき」
その後ろめたさの理由は、今回本人が語ってくれた。

こうなると、3話の引きで八代とケンヤが会っていたシーンの意味が難しくなるのだが・・・
この辺の細かいカットの答え合わせが楽しみですね。


個人的には、雛月を連れ出して3月2日を過ごしていた間
「ヒロミもつれてきてやれよw」と思って観てたが・・・、無事でよかった。
そして翌日3日にはつれてきてあげてたので安心しました。


ここまでのフラグや演出(特に死神に関するもの)から
このアニメで考えられる結末は3種類ありますが、
たぶんみんなも同じような事を考えているはず、披露する価値はないでしょう。

どちらかというと、雛月と愛梨の異様な関係性のほうを心配してます。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索