僕だけがいない街 第8~9話
まずはリバイバルが終わらないことについて。

雛月がタイトルの表紙キャラのため錯覚してたけど
思い返してみれば
悟は「母を救出するため」に過去の世界へ来ているんだったな。

第1話の世界は、
悟が母を信用しなくなり避けるようになってしまった世界。
察しの良い母は、意思を汲んで子どもが一番負担にならない距離を選んでいる。
   (今になって思えば、母が第1話で上野に行きたがったのは悟のためだった?
    本当は外出せずに息子と家にいたかったのかもしれません
    これが第7話の「ほんとうは上野には~」「・・・なんじゃそりゃ」に掛かるのはすごいね)

元の世界では
このドライな関係のまま、誘拐未遂を嗅ぎ付けてしまったことが失敗だった。
   (母の最期の言葉は「あの事件のことをちゃんと悟と話すんだった」だった)

根本の原因を考えてみると
「クラスメイトが猟奇事件に巻き込まれること」を防がないと解決にならない。
中西彩やヒロミが死ぬこともダメだし、
この第9話は、実は美里が死ぬことも・・・みたいな終わり方でしたね。





美里ちゃんは
第2~3話の給食費事件で雛月に当たって騒いでから旗色が悪い女の子。
隣の席の。

「どいつもこいつも色ボケやがって」(小学5年生)

とは第4話の弁w
雛月を救ったことで、かわりに輪からはみでてしまった美里。
第4話でそのことが強調された描写から考えると、次危ないのは美里ってことかな。

実際に、最初に誘拐を狙われていた雛月も
周囲からの干渉が多いと今回のように誘拐対象として接近できなくなる。
今回犯人はうまくいかずにダンボールを蹴ってイライラしてたね。

雛月を狙っていたのではなく、孤立した児童を狙った誘拐なのかもしれない。
とにかく一人でいるところを狙い、白鳥を身代わりに仕立てる証拠を残すのが手口なのだから。


まあ、相変わらずなんのために誘拐しているのかはさっぱりのまま。
これは5話で虐待と関連性があるのかと思ったら全く違った。むしろ離れていった。
シンプルに猟奇殺人犯ってことでいいのかもしれない。


ちなみに第1話で
誘拐未遂の幼女が「飴」をなめてなかったか確認しにいったけど、アイスでした。
まあ、手口は同じですけどねw


残ってる伏線は
  ・ケンヤと八代の会話 (第3話引き、第4話下校前)
  ・あのときはボヤ騒ぎだったけど・・・ (第1話、誘拐未遂のリバイバルにて)
  ・悟の文集の内容 (親の洞察力がいやで隠したもの)
  ・雛月と愛梨の共通項 (第8~9話でカレー食うのが追加)

足りないのは
  ・八代と白鳥の関係
  ・美里(狙われるなら)と白鳥の相互認知関係

第2話の雛月の作文「私だけがいない街」は、
この回でだいぶ解釈が変わったので、伏線としては弱まってくれたと思いたい。

なぜこれが「僕」に変わるのか。
額面どおり悟が死ぬか、悟が「僕だけがいない街」を描くかどちらかなんだけど。
この回を見ると単に街を離れるって解釈にもなりえるのかな。

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